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天然・疑似セラミドの特徴と皮むけ乾燥肌との相性

Presented by 「顔の皮むけ対策方法~乾燥が原因?すぐに目立たなくできる方法

ヒト型セラミド以外では

  • 天然
  • 疑似

の2種類があります。

ただ厳密には上記2つはセラミドとは呼べません。そういう決まりです。

ですがヒト型セラミドに近い作用を持っており、やはり優れた保湿成分なのは間違いありません。

ただ、皮むけ乾燥肌の仕組みを考えると、素直にヒト型セラミドを塗っておくほうがいいと気づきます。天然セラミドと疑似セラミドは別の使い方や目的でヒト型セラミドを上回る一面があるからです。

ヒト型セラミドが皮むけ乾燥肌に適している理由

天然セラミドの種類と特徴

天然セラミドは

  • 動物性
  • 植物性

の2つです。

何が天然かというと、動植物が保有しているセラミドをそのまま引っこ抜きましたよ、という意味で天然です。人が加工していないという意味です。

天然セラミドの特徴と皮むけ乾燥肌との相性

動物性は

  • 馬セラミド(セレブレシド)
  • ミルクセラミド(スフィンゴミエリン)

植物性は、

  • 米セラミド(コメヌカスフィンゴ糖脂質)
  • こんにゃくセラミド(加水分解コンニャク根)
  • トウモロコシセラミド(トウモロコシ胚芽抽出物)
  • パイナップルセラミド(パイナップル果実エキス)
  • ユズセラミド(ユズ果実エキス)

といろいろあり、グルコシルセラミドというセラミドの元となる状態のものが、植物なら何でも抽出できます。

細かい違いはありますが、肌に塗る目的なら似たようなものです。

大きな違いはコストです。

馬セラミドは馬の脊髄から抽出しているため、馬油と一緒で高価です。

ミルクセラミドは牛乳からなので当然コストが安いですし、他の植物セラミドも基本的に安い傾向です。

化粧品に配合されているのは、

  • 馬セラミド
  • コメセラミド
  • こんにゃくセラミド

この3つが目立ちます。

【デメリット】人のセラミドとして作用しない

ヒト型との最大の違いは、角質層の中で人の「セラミドとして」働かないという点です。

セラミドの良さはラメラ構造です。油、水、油という層をミルフィーユ状に形成し、乾かない潤いとともに、隙間のない肌を作り強くする点です。

人以外のセラミドを肌に塗っても、このラメラ構造を綺麗に作れません。これが大きなデメリット。

セラミドは肌にいい!とされていますが、ヒト型に比べると様々な数値で劣ってしまいます。

顔の皮むけ対策に必要な条件

天然セラミドが人のセラミドにならない理由

角質層の中には浸透しますが、糖やグルコースなどの異物がくっついています。人の肌にもこの形のセラミド前駆体があります。それが角質細胞になる前に酵素で分離されてセラミドになります。

でも角質層の手間でこの反応が起きるため、肌に塗っても異物は外れないとされています。つまり、人のセラミドとして角質層にとどまるわけじゃありません。

天然セラミドは確かにいいものですが、肌に浸透させる向きが逆なんです。肌の奥からだと、人のセラミドと似ている(馬は特に似ているとされている)ため、角質層内部である程度は人のセラミド代わりになるかもしれません。それを実現しようとしたら、非常に緻密な注射などで注入するしかないでしょう。

【メリット】体内からセラミド増加を助ける

馬セラミド以外の天然セラミド(植物セラミドやミルクセラミド)は食品が母体なので口から摂取することができます。

肌に塗ってもそれなりの効果を発揮しますが、これら天然セラミドの本領はサプリメント化した場合です。

コラーゲンやヒアルロン酸のサプリメントもそうですが、胃腸から吸収されたこれらは、肌の不足している部分にそのまま使われるわけではありません。主に仲間を作るのを促すことが実験で判明しています。

ミルクセラミドに至っては、含有されるスフィンゴミエリンを使って肌のセラミドを合成することが分かっています。

ミルクセラミドは乳頭が入っているのでお腹に合わない人がいる可能性はありますが、基本的にアレルギーなどを心配することもなく、積極的に取りたい栄養素です。

でも食品から取れる天然セラミド量はわずか。さらに胃腸でほとんど吸収されないため、かなりまとまった量が必要です。そのためサプリメント化したらとても効果的。

この作用はヒト型セラミドにはないので(そもそも口にするものじゃない)、天然セラミドは塗るより食べるのが正解なのです。

疑似セラミドの特徴とメリット・デメリット

疑似セラミドというのは言葉通り、セラミドを模した別物です。

原料は主に石油。完全に人工でゼロから作っています。

ヒト型の合成セラミドは植物などを使ってヒト型に近い状態で発酵生成しており、その後完璧な状態に加工されています。でも疑似セラミドは最初から最後まで加工の力で誕生しているのが大きな違い。

ただセラミド特有のラメラ構造を形成するので、それなりの保湿力はあります。

成分表には全くもってセラミドっぽい言葉がかかれておらず、疑似セラミドが入っているのかさえパット見では分からないくらいです。

【デメリット】角質層に浸透しない

疑似セラミドはヒト型や天然セラミドと違い角質層に浸透しません。

角質層に浸透しないということは、それだけ摩擦などの外部刺激に弱いということ。

皮むけ乾燥肌のケアとしては、剥けかけの角質の上からかぶせる感じです。ヒアルロン酸やワセリンなどの一般的な保湿剤と大差ないというわけです。

そのため素肌に塗ってからメイク、という皮むけ乾燥肌のときのお化粧対策効果は低いです。角質層内部から角質をくっつけてくれないので、パフやブラシの摩擦で角質が毛羽立ってしまいます。

皮むけ時のメイク方法~どうしてもお化粧する場合の対策

ただ、疑似セラミドの王様である花王のWEBサイトを見ると角質層に浸透しているモデルが掲載されています。

https://www.kao.co.jp/curel/curelceramide/

でも疑似セラミドの論文だと浸透している記載はないようなのですが、このあたりはやや不明です。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj/46/1/46_25/_pdf

【メリット】安いから保湿力を高められる

疑似セラミドも肌の上でラメラ構造を作るため、一般的な保湿成分より潤いが長持ちします。

ただ、あくまで肌上での話なので、ヒト型セラミドのように低濃度で効果を発揮できません。角質細胞がない状態なので、疑似セラミド単体で肌を全部覆わないと保湿にならないからです。

また外部の影響を受けやすいため、やはりたっぷりと配合しないといけません。

幸いにも疑似セラミドは合成なので安いです。安いだけに高濃度で配合できます。

とは言っても、花王キュレルはプチプラみたいな価格じゃないですけどね。ヒト型セラミドの製品より安いのは間違いないですが。

【メリット】荒れた肌の保湿ができる

化粧品は何かと浸透力が必要とされますが、浸透するとマズイときもあります。

例えばアトピーなど肌荒れしているときです。

こういうときは超敏感肌状態で、普段なんともない成分が刺激になることがあります。

刺激になるということは角質層を貫通しないといけません。角質層は死んだ細胞の集まりなので、この段階への侵入なら刺激になりにくいです。

もちろん、疑似セラミドだけ濡れるわけじゃないので他の成分が刺激になる可能性はあります。

ただ浸透性が良い成分があるのとないのとでは、他の成分の浸透具合も違ってきます。

確実ではないものの、荒れた状態にも使いやすいというメリットはあります。